大阪市鶴見区の「タイヤ良販本舗」です!
春になり暖かい気温になってくると、冬にスタッドレスタイヤを装着されていた方はノーマルタイヤへ履き替えるタイミングです。
今の季節、外した後のタイヤの保管方法はどうすれば良いか、ユーザー様からご質問頂く事が多いので本日は、適切な保管方法とやってはいけない事もご紹介致します。
スタッドレスタイヤの寿命は?
タイヤは、車の部品の中でもとても重要なパーツです。
しかし、走行する度に擦り減ったり、走行しなくても自然と劣化してしまう消耗品でもあります。
車の消耗部品には、ワイパーゴムやエンジンオイルなど他にもありますが中でもタイヤは高額です。
無理に寿命を伸ばすことは危険ですが、なるべく使用期限内で長く使用できると経済的にも優しいですよね。
ではスタッドレスタイヤの使用期限はどれ位なのでしょうか。
各タイヤメーカーによると適切な使用と保管を行えば3シーズン程、使えると言われています。
■スタッドレスタイヤの寿命と交換時期については、こちらもご覧ください!
■ノーマルタイヤの寿命と交換時期については、こちらをご覧ください!
スタッドレスタイヤの基本的な保管方法
基本的にはノーマルタイヤもスタッドレスタイヤも保管方法は異なりませんが、スタッドレスタイヤを保管する際は注意点がありますので併せてご紹介致します。
保管前に行うべきことは?
①タイヤの点検
ノーマルタイヤ・スタッドレスタイヤを問わずタイヤを外したら、まずは傷みがないか目視で点検してみて下さい。
車にタイヤが装着している状態だと、細部まで確認する事が難しいです。
ひび割れはないか?スリップサインはでていないか?釘など刺さっていないでしょうか?もし異常があれば、タイヤを買い替えなければいけません。
②タイヤの清掃
タイヤに異常がなければ、綺麗に清掃をします。
普段車を洗車する際は、洗剤を使用する事が多いかと思いますが外したタイヤは水洗いの方が良いです。
これは、洗剤の洗い残しが保管時のゴムに良くないからです。
スタッドレスタイヤで、雪道を走行された際は融雪剤が付着している可能性がある為、丁寧に清掃を行って下さい。
水洗いが完了したら、しっかり乾かす事を忘れないようにしましょう!
③タイヤの空気圧
タイヤを保管する際に気を付けたいポイントとして、空気圧があります。
車に装着している状態の場合は、規定の空気圧にしておく状態がベストですが、外した後に保管をする際には注意が必要です。
ホイールが組み込まれている状態であれば規定値から少し下げておくと、ゴムへの負担が減り、変形やひび割れを抑制できると言われています。
保管する場所はどこが良い?置き方は縦置き?横置き?
タイヤはゴムでできているので直射日光による紫外線が苦手です。
紫外線に当たったままだとゴムの劣化が、どんどんと進み使用期間内であっても、使用する事ができなくなってしまいます。
その為、直射日光が当たらないようにカバーをかけ、高温多湿の場所は避けて風通しの良い場所を選ぶと良いですよ。
タイヤを保管する際は、縦置きor横置きどちらが良いかで迷われる方もいらっしゃいますがどちらが正しいのでしょうか。
実は、タイヤにホイールがついているか,いないかで正しい置き方は異なります。
ホイールが組み込んでいる状態
この場合は、空気圧を規定値より少し下げて横置きにし、タイヤを積み重ねる置き方が良いとされています。
理由はホイールが組み込まれた状態のまま、縦置きにするとホイールの重さで、接地面が変形してしまう可能性があります。
スタッドレスタイヤに履き替えられる方は、ノーマルタイヤもスタッドレスタイヤもホイールとセットで保管されている場合が多いかと思いますので、ホイールが組み込まれている状態では横置きで保管する方が良いです。
タイヤのみの状態
この場合は、縦置きで保管する方が良いとされています。
ホイールが組み込まれていない状態で長期間、横置きで積み重ねて保管していると、タイヤ同士の側面(サイドウォール部分)が接触し負荷がかかってしまい変形の原因になってしまうからです。
まとめ
タイヤを良い状態で保つ為には、日頃のメンテナンスの他、外した後の保管方法も重要です。
使用期限を過ぎたら買い替えが必要ですが、適切な方法で使用すると安全にタイヤを長持ちさせる事が可能です。
次のシーズンまで、大切に保管する為にも今回ご紹介した方法を是非試してみて下さいね。