大阪市鶴見区の「タイヤ良販本舗」です!
近頃の車には、衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)が装備されている車が多くなりました。
この機能は、車に取り付けられたレーダーやカメラによって前方の障害物を検知し、システムが”衝突の恐れがる”と判断した際に自動でブレーキ操作が行われ、衝突を避けたり、万が一の衝突時に被害を軽減する先進の運転アシストシステムです。
とても便利な機能ですが先日JAF(日本自動車連盟)の公式Twitterにて気になる投稿がありました。
それは、圧雪路面やアイスバーンの走行時、衝突被害軽減ブレーキ機能(緊急ブレーキ)についての注意喚起です。
投稿内容は、
衝突被害軽減ブレーキを搭載してても要注意
圧雪路・氷盤路にて衝突被害軽減ブレーキが作動し衝突を回避できるか検証
結果、わずか時速30kmで走行しても回避できませんでした
雪道では先進安全機能に頼り過ぎず安全な速度と車間距離をとった運転を
というものです。
この投稿には、JAFによる過去におこなったテストの様子も掲載されています。
JAFが行ったテストによると、新品のスタッドレスタイヤを装着した衝突被害軽減ブレーキがついている車を圧雪路とアイスバーンで、それぞれ時速10km/h、時速30km/hで3回ずつ走行させて衝突を回避できるかを検証しています。
その結果、唯一停止ができたのは圧雪路を時速10km/hで走行した場合のみ。
その他の条件ではいずれも障害物への衝突が免れなかったようです。
特に、アイスバーンでは時速10km/hでも停止する事ができなかったほか、時速30km/hで走行した際には障害物を22mも引きずるという結果となりました。
雪道を運転された経験がある方ですと、本当に雪や凍結した路面ではスピードを出していなくてもブレーキには気を使います(/_;)
最近のスタッドレスタイヤは、とても進化していて「しっかり止まってくれる!」ようになったものの、このように、新品のスタッドレスタイヤを履いた状態でも衝突が回避できないことから、JAFは滑りやすい路面の場合、衝突被害軽減ブレーキシステムの過信は禁物であるという結論を出しています。
冬の路面を運転の際は衝突被害軽減ブレーキシステムが、滑りやすい路面では十分に作動しないかも…と想定し、車間距離を十分にあけたり、スピードは出しすぎないように注意して運転を行う事が大切です。
同時に、車の運転支援機能もとても便利ですが、いずれも「ドライバーをサポート」する機能ですのでテクノロジーが発展しても基本的にはドライバーが運転しなければいけません。やはり日頃から、安全運転を心がげる事は大切な事ですよね。
1月末にかけて、寒波が到来予定とニュースでも報道されていますので運転を予定されている方は、積雪や凍結に備えて準備をお願い致します。