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【大阪市鶴見区のタイヤ屋さんが解説】冬に燃費が悪くなる理由と、燃費向上テクニック

大阪市鶴見区の「タイヤ良販本舗」です!

車を所有していると、必要な物が沢山ありますが中でもガソリンは走行する度に必要です。

そんなガソリンですが、昨今の情勢で高騰している日々が続いています。

となると、気になるのが「車の燃費」ではないでしょうか?

冬の季節は、燃費が落ちると言われています。その理由は?対策は?

本日は、冬に燃費を向上する為の方法をご紹介致します。

そもそも燃費とは?

燃費とは、一定の距離をどれくらいの燃料で走れるかということです。

車を購入した際は、燃費が良かったのに最近悪くなっていると感じた事がある方も多いのではないでしょうか。

最近は、自動で簡単に燃費を計ってモニターに表示してくれる車も増えていますが、このような機能がない場合でも燃費を計る事ができます。

まずは、燃料を満タンまで給油します。この時、いったん走行距離をリセットしてください。次に給油するまで走行距離計は触らないようにしてくださいね。

そして、次の給油の時に何ℓ給油できたかを確認し、2回目の給油時に何キロ走ったかを確認します。

走行距離から燃料の量を計ると、燃費を知る事ができますよ!

燃費の良い車だと、1ℓで30~35km程(カタログ上)を走行できますが燃費の悪い車だと1ℓで5km程しか走行できない車もあります。この差は、燃費が気になる方にとっては大きいかと思います。

冬は燃費が下がる?

冬になると、燃費が悪くなった?と感じる方が多いですが実は気のせいではなく、その通りなのです。

気温が低くなると、燃費も下がってしまいます。

財団法人省エネルギーセンターの”ReCoo 会員燃費データの季節変動”によると、1年の中で燃費が良い季節は春秋で、

1日の平均気温が20℃前後が一番燃費が良いとされています。

対して、夏と冬は燃費が下がり気味で特に冬はとても燃費が下がるというデータがあります。

では、どうして冬は燃費が下がるのでしょうか。

原因① ガソリンが気化しにくい

液体は温度が高い程、気化しやすく温度が低いと気化しにくいという性質があります。

ガソリンも液体の為、気温が低いと気化しにくく、コンピューターがガソリンの気化量が少ないと判断しガソリンの気化量を増やします。最適に気化できると燃費は向上しますが、このように無理に気化量を変化させる場合には効率が下がるため、結果的に燃費が下がってしまいます。

原因② エンジンの冷え

気温が寒い時はエンジンが温まるまで回転数が高くなるように設定されていて、タコメーターを観察すると、目に見えてエンジンの回転が高くなっている事がわかります。

エンジンは、ガソリンを燃焼させているので温まった状態が通常です。エンジンの部品の多くを占める金属は温まる事で膨張し、この膨張した状態が最も適切な状態になるよう設計されているそうです。

その為、気温が低いとエンジンが最適な温度に達するまで自動制御でエンジンの回転数を高めて温まるのを早めています。

エンジンの回転を高める為には、ガソリンを多く使う必要があるので結果的に燃費が下がってしまいます。

原因③ エンジンオイルが硬い

エンジンに使われる潤滑油が、エンジンオイルです。

料理をされる方はイメージして頂きやすいかと思いますが、油を使った後の処理を行う際に温かいうちに処理すると油が柔らかいですが、冷えてしまうとドロドロと固まって処理しづらくなります。

同じ油であるエンジンオイルにも当てはまり、気温が低いと硬くなってしまいます。

エンジンオイルは潤滑油の為、硬いと性能を発揮できずスムーズに回転させる事ができず、エンジンを温めようとガソリンを多く使うので結果的に燃費が下がってしまうのです。

原因④ アイドリング

冬は、気温が低い車内を暖める為に停車中にエンジンをかけたまま暖気運転=アイドリングを行いがちです。

アイドリングの状態は燃費を悪化させてしまう原因となります。

原因⑤ 空気密度

気温が下がると、空気は密度が高くなるという特性があります。

酸素密度が上がると車に設置されているO2センサーが作動し、使いきれなかった酸素を燃焼させるのに多くガソリンを使う(酸素が残っているからガソリンが足りていないと認識してしまう)ので結果的に燃費が下がってしまいます。

実は、冬に燃費が悪くなる原因の大半が⑤番目の空気密度が関係していると考えられています。

冬に燃費を向上するには?

上記のようなことが原因で、冬は燃費が悪くなりがちです。

中でも空気密度に関しては、冬の気候が影響しているので仕方のない部分でもありますが、それでも燃費向上できる方法はあるのでしょうか?

①不要なアイドリングを行わない

アイドリング状態だと、ガソリンを使っているので不要なアイドリングは控えるようにしましょう。

②エアコンの使用は適切に

車の暖房機能は、一般的なエアコンのように新たに熱エネルギーを作り出しているのではなく、エンジンを冷やす冷却水の熱を活用しているので、直接燃費への影響はありません。

しかし、エアコンを作動させるのにコンプレッサーを作動する必要があるので、燃費に影響が出てしまいます。

その為、送風にすると温かい風は吹き出されますが燃費には燃費には影響しないので、活用してみると良いですよ。

③オイル交換

冬の季節に限りませんが、エンジンオイルは定期的に交換を行う必要があります。

エンジンオイルが劣化してしまうと、エンジン内に不純物が溜まりエンジンの性能が発揮できなくなります。性能が発揮できないと燃費が悪化してしまいます。

④タイヤの空気圧チェック

燃費を良くする為に、タイヤの空気圧の調整も有効です。

タイヤは空気圧が低下すると転がり抵抗が増え走行時に使うガソリンも多くなってしまいます。適切な空気圧になるよう調整を行う事で燃費が改善されます。

まとめ

車が欠かせない方には、冬の燃費の悪化は気になるところです。

ちょっとした心がけで冬でも燃費の改善は行えるので、冬になって燃費が悪くなったと感じる方は是非チェックしてみて下さい。

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