大阪市鶴見区の「タイヤ良販本舗」です!
皆さんは、タイヤについて深く考えた事はありますか?車を始め、自転車や飛行機。乗り物には欠かせないタイヤ…
タイヤと聞くと、黒くて丸い。回るもの。ゴムで出来ている。こういったイメージを持たれる方が多いかと思いますが、他にイメージできる事って、少ないのではないでしょうか?
本日は、タイヤその物に興味を持って頂きたい!
そこで!
知ってるようで知らない。タイヤについて、4つの視点から、ご紹介したいと思います!
1.タイヤの役割について
まずは、タイヤの役割について考えてみましょう。タイヤの主な役割として、
①支える
車体や乗員、荷物を支える役割。
一般的な乗用車ですと、タイヤ4本でしっかりと支えてくれています。
②伝える
エンジンやブレーキのパワーを、路面に伝えて車を進めたり止めたりする役割。
タイヤが無いと、車を発進、停車する事ができません。
③やわらげる
路面の凹凸によって発生する衝撃を吸収し、緩和する役割。
④曲がる
車両の曲げる力を地面に伝える役割。
このように、車にとってタイヤはとても重要な役割を担っています!
2.タイヤの構造について
過去のブログ記事で、タイヤはゴムで構成されていると何度か記載致しております。では、どのように作られているのでしょうか。
タイヤといっても、普段から目にする事の多い乗用車用のタイヤから、航空機用のタイヤまでありますが、ここでは乗用車用の一般的なタイヤについて見ていきたいと思います。
●タイヤの材料
多くの人は「タイヤはゴムでできている」というイメージがあるかと思います。しかし、タイヤはゴムだけでなく様々な材料が組み合わさっていて、それは主に5つの部位で構成されています。
・トレッド(主な材料はゴム)
地面に設置する部分
・サイドウォール(主な材料はゴム)
タイヤサイズや商品名が記載され、走行する際にタイヤがたわむ部分
・ビード(主な材料はスチール)
ホイールを固定させる耳のような部分
・カーカス(主な材料は有機繊維)
タイヤの骨格を形成する部分
・ベルト(主な材料はスチール)
トレッドとカーカスの間にある補強帯
一見すると、ゴムのみで構成されているように見えますが、実は、様々な材料が組み合わさり、何層にも分けて構成されているからこそ、丈夫なタイヤが完成し、重たい車体を支え、走行する事ができるのです!
3.タイヤに書かれている色々な表記
タイヤの側面(サイドウォール)には、沢山の情報が記されています。どのような情報が記されているのか、見てみましょう。
●サイズの表示
表示例には、いくつかのパターンがありますが下記写真を例とします。
A:タイヤの幅の呼称
タイヤの幅が17.5cmあるということです。
B:偏平率(%)
タイヤの幅に対してサイド部分が65%あるということです。
数字が小さいほど、平たいタイヤとなります。
C:ラジアル構造
RADIAL(ラジアル)タイヤであること示します。
一般車両に装着されているタイヤの大部分は、ラジアルタイヤとなっています。特徴としては、トレッド(接地面)の強度は高いですが、サイドウォール(側面)が衝撃に弱いです。高速走行時に安定感があったり、乗り心地の良さが一般車両に使用される理由の1つです。
※バイアスタイヤ
ラジアルタイヤの他に、トラックやバスに使用される事が多いバイアスタイヤがあります。ラジアルタイヤに比べて強度がとてもあり、悪路や低速走行時での乗り心地が良くなります。
この場合、ラジアル構造に対して、バイアス構造と呼ばれます。
D:リムの径の呼称(インチ)
装着できるホイールのサイズが14インチとういうことです。
E:ロードインデックス(LI)
指定された空気圧でタイヤ1本が支える事ができる重量を示しています。
F:速度記号
走行可能な速度を記号で表しています。
「H」と記載されているので、210km/hまでです。
速度記号 | L | N | Q | R | S | T | H | V | W | Y | ZR※1 | (Y)※2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 Km/h | 120 | 140 | 160 | 170 | 180 | 190 | 210 | 240 | 270 | 300 | 240超 | 300超 |
※1)ZRは速度カテゴリーです。
※2)最高速度300km/h超の場合は、速度カテゴリー「ZR」に加えてロードインデックス及び速度記号Yを括弧書きにて表示する。
●メーカー名やブランド名の表示
多くのタイヤには、メーカー名や、タイヤのブランド名(商品名)が記されています。これを見ると、一目でメーカーや、商品名がわかるので同じタイヤを購入したい時に便利ですね。
●製造年週の表示
これは、タイヤの誕生日です。
ここを見ると、いつ頃、製造されたのかがわかります。製造年月が、かなり経過しているとタイヤの劣化が、進んでいる可能性があるので、是非一度チェックしてみて下さい。
4.用途別、タイヤの種類
タイヤには、環境別に適した種類があるのをご存じでしょうか。代表的な物として、スタッドレスタイヤがあります。また、万が一、パンクをしてしまっても所定の速度で一定の距離を走る事ができる、ランフラットタイヤもありますね。
こちらの項目に関しては、改めてご紹介したいと思います。
まとめ
本日は、4つの観点からタイヤをみてみました!
タイヤに興味を持って頂けましたでしょうか?
タイヤを見る機会があれば、是非一度、チェックしてみて下さいね。