
こんにちは♪ 大阪市鶴見区のタイヤ屋さんが運営している『タイヤ良販本舗』です!
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冬が近づくと、「去年まで使っていたスタッドレスタイヤをそのまま使っても大丈夫?」と心配になる方が多くなります。
当店のLINEにも、この時期はこういったお問合せを多く頂戴致します。
タイヤの溝が残っていると「まだ大丈夫かな…?」と思いがちですが、見た目だけでスタッドレスタイヤの『本来」の性能が発揮できるのかをタイヤのプロ以外が判断することは意外と難しいです。
「まだ使えると思って雪道を走ったら止まれなかった」
「雪がる坂道でタイヤが空転して立ち往生した」
といった相談は、毎年のように寄せられるます。
スタッドレスタイヤの性能は「ゴムの柔らかさ」が重要になります。
しかし、この柔らかさは永遠ではなく年数が経過すると確実に低下していくのです。
そこで本記事では、古いスタッドレスタイヤを装着する危険性をご紹介します。
タイヤの買い替えを迷われている方の参考にも。
もくじ
スタッドレスタイヤが古いとなぜ危険?
スタッドレスタイヤは、氷雪路で「曲がる」「止まる」「進む」ために様々な工夫が施されています。
トレッド面に関しては大きく深いブロックが設けられていて、更にブロックには細かなサイプが刻まれており、低温でも硬くならないように柔らかいゴムで作られています。

その為、氷雪路でも性能を発揮することができるのです。
では、スタッドレスタイヤが古いとなぜ危険なのでしょうかというと、せっかくスタッドレスタイヤを装着しているのに「性能を発揮」できないからなのです。
タイヤの性能が劣ってきたかな?というのは、溝が少なくなってきたからといったイメージを持たれる方が多いと思いますが、スタッドレスタイヤに関してはゴムの柔らかさも重要なのです。
ゴムの柔らかさは、紫外線や温度変化・時間の経過によって失われていくため溝の深さがあるからまだ使える!のではなく、経年劣化でゴムが硬くなっていないか。も確認しなければいけません。
まだ溝が残っていて、使用年数が経過していなくてもゴムが硬くなっていると危険なのです。
古いスタッドレスタイヤの重大リスク
①止まれない
経年により、ゴムが硬くなると特に氷上では氷の表面を掴む力が激減します。
そのため、制動距離が延び止まりにくく、往査店や下り坂でヒヤっとなってしまいます。
近年モデルのスタッドレスタイヤは、新品時の性能が長持ちするよう設計されているタイヤもありますが製造から4~5年経過したタイヤは、新品時と比較して性能が劣ってしまうため注意が必要です。

②横滑りしやすい
スタッドレスタイヤの表面にあるトレッドパターンはエッジ部分で雪を掴んで曲がります。
しかし、タイヤが古くなってくると「エッジが丸くなる」「ゴムが硬く踏ん張りが効かない」「カーブで外側に流れやすい」など、安定した走行ができる4WDでも制動力や曲がる力は変わらないため、思いがけない事故のリスクが非常に高くなります。

③立ち往生しやすい
硬化したゴムでは、雪や氷を掴む力が弱いため坂道や発進時に空転しやすく、また氷上で滑りやすい状態に。
・信号待ち後に再発進できない
・駐車場の出口で空転してしまう
・坂道で立ち往生
など、毎年ニュースでも取り上げられることの多い「車が動けず渋滞発生」の原因となってしまいます。

④パンクやバーストのリスクが上昇
普段はスタッドレスタイヤの装着が不要な地域に住んでいても、「帰省先が降雪のある地域」「ウインタースポーツを楽しむために降雪のある地域」に行くためになどで、スタッドレスタイヤを装着されている方もいらっしゃいます。
目的地が遠方になることも多い上記のような場合では、古いスタッドレスタイヤを装着していると「パンクやバースト」のリスクが高まります。
その理由は、遠方で高速道路を使用したり長距離移動が伴うことで古いタイヤにダメージが加わるためです。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいゆえに、劣化が進むと急激に弱くなってしまいます。

更に、遠方でスタッドレスタイヤがパンクやバーストしてしまうと、
・雪道ではロードサービスの救護までに時間を要しやすい
・新しいタイヤに交換しようとしても、サイズ切れになっている
・年末年始などは、タイヤショップやカーディーラー、タイヤメーカーも休業していてタイヤ交換ができない
などのリスクもあることを忘れてはいけません。
⑤ドライ路面でも危険
ゴムが硬くなると、ドライな路面でもブレーキが伸びたりコーナーで不安定となります。
また、雨の日ではさらに滑りますので「雪が少ない地域だから古くてもいい」というのは誤解となります。
▼ コチラも併せご覧ください ▼
◎買い替えを迷っている方へ
古いタイヤの買い替えを迷われている方へ、タイヤ屋さんの本音としては
「あと1シーズンくらい」
「雪道を走るのは数回だけだから・・・」
と、手持ちの古いスタッドレスタイヤを今シーズンも装着したい!ところではありますが…
事故は「たった1回」の滑りで起きてしまいます。
スタッドレスタイヤは命を守る重要な装備です。
そして、性能が落ちても外見では判断しにくいのが”最大の落とし穴”です。
もしも買い替えを迷われている際は、まずは手持ちのスタドレスタイヤの点検を行うことをオススメ致します。
まとめ
タイヤは「車が唯一、地面と接している部分」です。
冬の安全走行に欠かせない「スタッドレスタイヤ」ですが、せっかく装着していても状態が悪いと性能を発揮することができません。
もし、手持ちのスタッドレスタイヤがご紹介したような状態であれば、買い替えの検討が必要です。
12月は例年、年末に向けて「タイヤ交換」のご依頼が集中致しますのでスタッドレスタイヤの買い替えをご検討の際は、早めのご依頼をオススメさせて頂きます。
タイヤ良販本舗では、タイヤ点検は勿論!タイヤ交換やタイヤに関するご相談をLINEで承っています。
お気軽に当店のLINEまでお問合せ下さいませ。
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