大阪市鶴見区の「タイヤ良販本舗」です!
皆さんは、タイヤを購入する際に、どのような条件で購入しますか?
タイヤといっても、メーカーや機能性、サイズなどにより価額は異なってきます。
しかし、同じメーカー・サイズのタイヤでも「高いタイヤ」と「安いタイヤ」があるのは何故でしょうか。
違いは何??
本日は、値段の差の理由を探っていきたいと思います。
もくじ
《 タイヤの価額はどのように決まるのか 》
そもそもタイヤの価額は、どのように決まるのでしょうか。
結論から言うと、タイヤの価額は性能に比例しています。
高いタイヤ=性能が良く、安いタイヤ=特別な性能がない、という事です。
では、性能以外に決め手はないの?
順番に見ていきましょう。
①性能による価額の違い
性能による価額の違いには、特に
A:静粛性能に優れたタイプ
B:ウェット性能に優れたタイプ
C:グリップ性能に優れた対応
D:低燃費性能に優れたタイプ
が挙げられます。
それぞれに、どのような特徴があって価額に差が出るのでしょうか。
A:静粛性能に優れたタイプ
ひと昔前とは違い、ハイブリット車の出現やエンジンの性能が良くなり車のエンジン音はとても静かになりました。
エンジン音を轟かせている車を、見かけなくなりましたね。
エンジン音が静かになると、今まで聞こえてこなかった音、特にタイヤノイズが車内に響き快適性が失われる原因となります。
このように車内の快適性を損ないたくない方には、静粛性能に優れたタイヤが人気です。
静粛性を生み出す為に、タイヤのトレッドパターンがとても工夫されています。
また、静粛性能の他にウェット性能や低燃費性能も兼ね備えているタイプが多く、標準的なタイヤよりも高額です。
B:ウェット性能に優れたタイプ
雨で濡れた路面では、ハイドロプレーニング現象(※)が起こりやすくなります。
(※)タイヤと路面の間に水が入り排水が劣る事で、タイヤが浮きハンドルやブレーキが効かなくなる事
ウェット性能に優れたタイヤは、高い排水性を備える為にタイヤの内側と外側で側面の形状が異なる”非対称形状”が採用されているタイプが多いです。
路面とタイヤの間に水を溜めずに効率よく排水する事ができるので、路面への吸いつきを良くしてくれるので雨の日のスリップの危険性を低くしてくれます。
更にこの”非対称形状”は、ふらつきも抑制してくれます。
ウェット性能の他に低燃費性能や、走りを楽しめるスポーツタイヤと組み合わされるケースが増えてきました。その為、標準的なタイヤよりも高額です。
C:グリップ性能に優れたタイプ
走りを楽しみたい方や、運転する道にコーナリングが多い方に人気です。
路面へのグリップ力を高める為に、トレッドパターンが工夫されていたり、ゴムの擦り減りを抑えれるよう耐摩耗性が高くなるようタイヤの構造が工夫されています。
その為、標準的なタイヤよりも高額です。
D:低燃費性能に優れたタイプ
タイヤは転がる時に、ゴムと路面で起こる摩擦を低減する事で、よく転がります。
よく転がるということは、同じ燃料の量でもより遠くまで走る事ができるので低燃費ということがいえます。
JATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)の策定する基準を満たしたタイヤは、低燃費タイヤとわかるようラベリングで表示されています。
低燃費タイヤは、他の性能を持つタイヤと組み合わされている事が多く、標準的なタイヤよりも高額です。
②素材による違い
目視では、見分ける事が難しいですがタイヤはゴムのみで作られているわけではありません。
タイヤのゴムは”原料のゴム”や”補強材”、”配合剤”が組み合わされて作れれています。
この材料の種類や、配合量もタイヤの価額に影響します。
特に”原料のゴム”には天然ゴムと化学ゴムがあり、天然ゴムの方が希少です。
天然ゴムを使用しているタイヤは価額も高額になりがちです。
また、配合剤に関しても”より良い性能”を生み出す為には、配合剤を組み合わせる必要があります。この種類も価額に影響するでしょう。
③流通量の違い
同じメーカー、銘柄でもサイズにより価額は異なります。
サイズが大きくなると、価額も高くなりがちですが、サイズが小さいタイヤでも流通量が少ないと価額が高くなります。
つまり、世の中に出回っている車に装着されているタイヤ程、流通量が多い=良く生産されるので標準的なタイヤより価額が安くなる傾向にあります。
《 まとめ 》
高いタイヤと安いタイヤには、
・性能の違い
・素材の違い
・流通量の違い
があることがわかりました。
黒くて、丸い、見た目がどれも同じに見えるタイヤですが、その中には様々な技術が盛り込まれています。
目には見えにくいですが、価額に差があるのは、このような背景があるからです。
タイヤは安全に直結する部品です。購入時は、ご自身のカーライフに合わせたタイヤを選ぶ事をオススメ致します。
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